英文契約書ー権利なのにshall?
海外の企業と契約を締結する際、英文の契約書を取り交わすことも多いと思います。このとき、よく見るのがshallという英語になります。このshallは英文契約書上、義務を表すもので、The party A shall pay $30,000 to the party B within 30 days after the products in the appendix arrive at the warehouse of Party B(当事者Aは、Bの倉庫に別紙記載の製品が到着してから30日以内に3万ドルを支払うものとする)というように、何かしらの「〜しなければならない」を契約書中に記載する時に使用します。
ただし、このshallは、あくまで義務を表すものですから、例えば、The party A shall have the right to be paid with the half amount of EBITDA at the end of the 1st fiscal year(当事者Aは第1会計年度の終わりに、EBITDAの半額の支払いを受ける権利がある)のように、「〜できる」の場合には、shallを使用すると「〜できなければならない」ように不自然な印象を与えます。
そのため、義務規定、権利規定を意識して、助動詞を選択する必要があります。
弊所の石黒大貴弁護士は、英文契約書のレビューに関するご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
